1-3 【面接カードが書けなかった方へ 2】
【Aさんの経験】
「2年次にショッピングセンターで試食販売のアルバイトをしました。最初はなかなか手に取っていただけなかったのですが、積極的に声をかけることでコミュニケーションの力が身に付き、購入してくださるお客様も増えました。」
「私にはいいところなんかありません」
「他人にいえるような経験はしていません」
と言っていたAさんが、
やっと書いてきてくれた経験です。
私が「なんで試食販売のアルバイトを選んだの?」と尋ねると、
Aさん
「人見知りで周囲となじめなくて、このままでは何もできなくなると思ったので」
と話してくれました。
Aさんは農村部の「だれもが知り合い」という環境での生活から、
地域の中核都市にある大学に進学し新生活に入ることになり、
「知らない人たち」の中で人となじめない時期をすごしていたそうです。
一年間その状態が続き「このままではいけない」と
「知らない人」に話かけなければならない「試食販売のアルバイト」を始めたそうです。
「自分にとって大事な経験」こそが振り返る価値のあるものです。
「小さな進歩を喜ぶ力」が成長につながっていることを大事にしましょう。